北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)改修事業

電力ネットワークの基幹設備となる

変電所187㎸連変A取替工事

S.H

Y.S

2009年入社
ビジネス統括本部電力統括部
発変電情通工事部に所属
道内各地の変電所更新工事に従事

・Talk 01

絶え間なく電気を送り続けるために

今回の工事は、運用開始から50年が経過した連変A(連絡用変圧器Aバンク)を、新しい機器へ更新するものです。 連変とは、遠方の発電所から届く187kVという非常に高い電圧を、配電用変電所や大規模工場で使用される66kVまで下げるための重要な設備です。
変電所内で機器を交換する際は、作業中の感電を防ぐため、対象機器の電気を必ず止めて行います。今回の更新工事では、新しい変圧器を先に設置してから既存変圧器を撤去する工程だったため、作業範囲周辺に充電部(電気が流れている部分)が少なく、停電を伴う作業も最小限で済む、比較的好条件の現場でした。

停電を伴う作業については、お客様と綿密に協議し、最適なタイミングで電気を止めていただきながら進めています。
なお、変電所には、機器を停電しても電気の供給が止まらないよう複数ルートで電気を送る仕組みが備わっています。
電線を接続し電路を構成する作業では、作業箇所を停電していても隣接回線からの誘導電圧により、電線に微弱な電圧が残る場面もありました。

絶え間なく電気を送り続けるために

その際は、作業箇所に接地(電流を地面へ逃がす装置)を取り付けたり、防護対策としてゴム手袋(絶縁)を装着するなど、安全を最優先に作業を継続しました。
変電所は常に高電圧が存在する場所です。そのため、作業時は検電による無電圧確認や、充電部との区画措置、安全監視の配置など、複数の安全対策を重ねながら工事を進めています。

・Talk 02

構内すべての工事を取り扱うオールラウンダー

変電所工事は、土木・機器設置・配線・試験など多分野の技術が結集される総合工事です。
屋外ではまず基礎を造り、その上に各種電気機器を設置します。設置された機器同士は電路で接続され、さらに機器を適切に運転・監視するための制御ケーブル工事まで含めて、一連の作業を行います。
一方、屋内では、監視制御装置や関連機器の更新・試験作業なども実施します。重機を用いた大規模工事から、ドライバー1本で行う繊細な制御ケーブル接続まで、幅広い作業を扱うことが変電所工事の大きな特徴です。

また、変電所はフェンスで囲われた敷地内で作業するため、第三者の立ち入りがなく、外部環境の影響も受けにくいという現場特性もあります。
機器の取付に際しては「±◯○mm以内」といった厳しい精度が求められます。私は「誤差ゼロ」を理想に、作業員の皆さんと力を合わせ、精度にこだわった施工を心がけています。

北弘電社の仕事は

“北海道の電気の心臓部を支える仕事”

発電所でつくられた電気を、まちや家庭で使える電圧へ変換する変電所。
変電所工事は、北海道に電気を安定して届けるために欠かせない役割です。
私たちは、地域の暮らしや産業を支える「電気の心臓部」を守り続けています。