・Talk 01
絶え間なく電気を送り続けるために
今回の工事は、運用開始から50年が経過した連変A(連絡用変圧器Aバンク)を、新しい機器へ更新するものです。
連変とは、遠方の発電所から届く187kVという非常に高い電圧を、配電用変電所や大規模工場で使用される66kVまで下げるための重要な設備です。
変電所内で機器を交換する際は、作業中の感電を防ぐため、対象機器の電気を必ず止めて行います。今回の更新工事では、新しい変圧器を先に設置してから既存変圧器を撤去する工程だったため、作業範囲周辺に充電部(電気が流れている部分)が少なく、停電を伴う作業も最小限で済む、比較的好条件の現場でした。
停電を伴う作業については、お客様と綿密に協議し、最適なタイミングで電気を止めていただきながら進めています。
なお、変電所には、機器を停電しても電気の供給が止まらないよう複数ルートで電気を送る仕組みが備わっています。
電線を接続し電路を構成する作業では、作業箇所を停電していても隣接回線からの誘導電圧により、電線に微弱な電圧が残る場面もありました。
その際は、作業箇所に接地(電流を地面へ逃がす装置)を取り付けたり、防護対策としてゴム手袋(絶縁)を装着するなど、安全を最優先に作業を継続しました。
変電所は常に高電圧が存在する場所です。そのため、作業時は検電による無電圧確認や、充電部との区画措置、安全監視の配置など、複数の安全対策を重ねながら工事を進めています。