北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)改修事業

人の手で電気を届ける
送電鉄塔の道

275㎸
電線地線張替工事

S.H

Y.T

2008年入社
ビジネス統括本部電力統括部
送電工事部に所属
全道各地の送電線鉄塔の新設・更新工事に従事

・Talk 01

常に危険と隣り合わせの現場

今回の工事は、北海道で一番電圧が大きい275㎸の送電線鉄塔の電線張替え工事です。鉄塔は電圧が大きければ大きいほど高くなります。その理由として、地面と電線、電線と鉄塔本体、電線同士の距離を適切に取らなければ放電や感電のリスクが高まるためです。

そのため、今回の鉄塔は約60mの高さがあり、適切な電線の距離を保っています。また、安定的に電気を送り続けるため、高い電圧の鉄塔では複数の電線を張る複導体を採用しています。電線の張替え時には、感電しないように、左右に分かれている電線の片方のみ停電して作業を行います。左右の電線の距離は離れておりますが、すぐ近くに高圧の電気が流れているため、非常に危険な作業になります。また、60mの鉄塔の上での作業の為、常に落下の危険性があります。少しでもリスクを下げるために、準備・計画を綿密に行い、事前に危険事項を洗い出して工事に挑みます。工事中は常に声を掛け合いながら、少しのミスも無いようにしています。

常に危険と隣り合わせの現場

今回の工事では高速道路のジャンクションを横断するように電線が張っている箇所があり、電線の張替え作業中に、道路の妨げとならないように吊金(つりきん)工法という方法で電線の張替えを行いました。吊金工法とは、既設の電線に吊金車(つりきんしゃ)と呼ばれる滑車装置を設置し、その吊金車に新しい電線を吊り下げて鉄塔に電線をつないだ後、電線の張力を調整する工法です。空中にレールのような仕組みを作ることで、足場を組む必要がなく、高速道路上空でも安全に電線の張替えを行うことが出来ます。送電工事では一般的な工法です。

・Talk 02

最終確認は人の手で

送電工事では常に危険を伴う作業がほとんどです。作業の間違いは単にやり直しが発生するだけではなく、危険を伴う作業がさらに増えることを意味しています。実際に作業を行うのは我々ではなく、協力会社の職人さんです。間違いが起こらないように現場では様々な角度から確認や、常に声掛けを行い、また、万が一間違いが起きてもすぐに修正が出来るような体制をとっています。

現場は山地や牧草地にあり、天候によって臨機応変に対応していくことが求められます。天気予報を見ながら協力会社と発注者に相談し、作業の調整を行っています。最近では、鉄塔のメンテナンスにドローンを活用する場面が増えてきています。しかし、電線の張替えや鉄塔の新設・更新といった工事では、人の手によってしか出来ない作業が沢山あります。最終確認についても、必ず人の手で行っています。

北弘電社の仕事は

“北海道をつなぐ電気の道を守る仕事”

北海道という広大な大地に電気を届けるため、
私たちは厳しい自然環境の中でも高い鉄塔に登り、
北海道の電力供給を確実に守り続けています。